無彩色のサイン?

図書館の改修工事の際、教育委員会から「トイレのサインは色分けをしてはならない」という指示が出されました。理由は「性的少数者への配慮」だそうです。鉄筋コンクリート造の構造壁に手を加えることはできませんので、部屋割りはそのままです。サインの要素から色彩を排除することが、どうして性的少数者への配慮ということになるのかは残念ながら理解できませんでしたが、視認性が低下することは一目瞭然です。ここでは禁止されていないドアの上部に色を加えることにより、何とかわかりやすさを保っています。議論を重ねて出された「配慮」だとは思うのですが、弱視の方へも同じように「配慮」していただけないでしょうか。

照明器具(電球ガード)

もちろん自分でデザインしたわけではありません。
照明器具と言っても裸電球をガードする、建設現場ではおなじみのモノです。見慣れるという経験をなかったことにして手に取れば、本当に優れたデザインだということが良くわかります。